示談の効果は、 成立時期によって大きく異なります。スピードが大切です。
①事件発生から警察が捜査を開始するまで
この時期に示談が成立すれば、逮捕はもちろん、刑事事件として立件されること自体を防げる可能性があります。
この場合、前科はもちろん捜査機関での前歴さえ残りません。
また、仮に捜査に進んだ場合でも、逮捕のおそれは低くなり、不起訴の期待が非常に高まります。
② 警察の捜査開始後、逮捕される前
示談の成立がこの時点でも、逮捕の危険を限りなく排除できます。
また、不起訴の期待が非常に高まります。
不起訴になれば、前科もつきませんそのため、今後の人生における様々な障害が生じることを避けることができます。
③逮捕後、検察の処分決定まで
示談成立により、早期の釈放が期待できます。
不起訴の期待が高まります。
④ 検察が起訴を決定した後
示談の成立がこの時期だと、有罪判決となり前科がつくことが前提となりますが、執行猶予や比較的軽い刑の判決となることが期待できます。