1件の盗撮行為が発覚し警察に機器を押収されたご依頼者様は、記録されていたデータから4件の余罪が発覚してしまいました。
警察から報告を受けた全ての被害者が被害届を出したため、合計5件が捜査対象となってしまいました。
ご依頼者は何とかならないものかと弁護士に相談し被害者全員との示談交渉を依頼しました。
【複数の余罪】全ての被害者との示談が成功して不起訴処分となったケース
/男性
相談前
相談後
弁護士は、5人の被害者に連絡をとり、示談交渉を開始しました。
悩ましかった点は、被害者が多いため、示談金として支払うことができる金額に限界があったことです。
弁護士は、被害者に事情を理解頂くように説明し、最終的に全ての被害者に示談に応じてもらうことができました。
検察もこれを考慮し不起訴処分となりました。
※本事例は、プライバシー保護の観点から、実際の事例をもとに若干のアレンジを加えております。
弁護士からのコメント
同種余罪が多いケースでも、全員と示談が成立すれば不起訴となる可能性はあります。
本件では、示談金や弁護士費用などの出費もそれなりに大きくなりましたが、前科がつくことにより深刻な影響を受ける方(公務員、国家資格業、就職前の大学生、大企業勤務の方など)にとっては、不起訴獲得は出費を遥かに上回る価値がある場合が多いのが実情です。